なぜ私たちは歴史建造物に惹かれるのか?木造とRC造の歴史をたどる旅
みなさま、こんにちは!
THEグローバル社のスタッフブログをご覧いただき、ありがとうございます!
私たちは、なぜ歴史に魅了されてしまうのでしょうか。
子供の頃「社会の授業」で日本史や世界史を学び、テストのために必死に歴史を覚えるために「泣くよ うぐいす 平安京:794年 平安京へ都を移す」なんて語呂合わせで年号を暗記していましたよね。
ところが大人になると旅行等で歴史的建造物を訪れる機会が増え、その歴史建造物を巡る旅が趣味になった!という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
さて、今回はその中でも人々を魅了する建物にフォーカスしたいと思います。
鉄筋コンクリート(RC造)と日本の古建築の歴史
まずはRC造でいうと、コンクリートはローマ時代からローマン・コンクリートというまだ無筋のコンクリートが使用されていたそうです。
これに鉄筋をいれて補強されたのが現在の「鉄筋コンクリート(RC)」として実用化されるようになったそうです。
その歴史は比較的浅く、パリの植木屋がコンクリートの植木鉢を考案して特許を取り、それを応用してフランスで1892年に鉄筋コンクリート工法を発表したことで、世界各国に広まったのが始まりのようです。

世界最古のRC造の建物は1902年に建てられたパリにあるフランクリン通りの集合住宅で、まだ健全な状態で使用されております。
日本最古のRC造建物は、1911年竣工で110年超たっており、横浜にある三井物産横浜ビルのようです。

そして最古のRC造集合住宅(当時はマンションという概念はなかった)は軍艦島にあります。
RC造の横浜のビルは使用できるという意味では残っていますが、一方の軍艦島のマンションは建物として存在はしていますが、住宅として使用するのは難しい状態のようです。

そして、世界最古の木造建築の多くは日本にあり、特に奈良県に集中しているといわれています。
世界一古いものは、聖徳太子にゆかりの寺院の法隆寺・金堂五重塔です。
不動産価格が上昇している昨今ですが、住宅以外にもたくさんの歴史を学べる建造物があります。
今回は木造やRC造の歴史について触れましたが、コロッセウム、万里の長城、ピラミッドなど世界にはまだまだ我々を魅了する歴史的な建造物がたくさんありますので、旅行などの趣味と合わせて、日本や世界各地の建物と歴史に触れてみてはいかがでしょうか。