日本橋に青空を取り戻す!首都高の地下化プロジェクト
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江戸時代に五街道の起点とされ、日本全国から「人・もの・こと」が集まる拠点として発展した「日本橋」。
2004年より、日本橋を創業の地とする三井不動産が推進する「残しながら、蘇らせながら、創っていく」を開発コンセプトとした「日本橋再生計画」が、官民地元と一体となって進められています。
「COREDO日本橋」開業を皮切りに、これまでに「COREDO室町」など新たなショッピング施設が誕生したほか、ビジネス拠点やコミュニティ拠点も整備されました。
そして今、日本橋の街の印象がガラリと変わるビックプロジェクトが始まっていることをご存知でしょうか?
2019年から、第3ステージへ
東京オリンピックを終え、「日本橋川に青空を取り戻す」プロジェクトとして首都高速道路の地下化が本格的に動き出しました。
日本橋の上空を覆う首都高速道路は前回の東京オリンピック前の1963年にかけられたもので、以来50年以上が経過しており老朽化が著しく進んでいます。また、かねてより国の重要文化財に指定されている歴史的建造物である「日本橋」の歴史的価値や景観が損なわれていることが問題となっていました。
(画像元:https://www.shutoko.jp/ss/nihonbashi-tikaka/)
地下ルートの開通は2035年、全ての工事の完了は2040年頃だということです。
工事後のイメージ図では、日本橋の上に再び青空が広がり、川に光が反射し、「水の都」らしい美しい景観となります。
これから15年~20年ととても先のように思いますが、日本橋本来の姿が蘇る日を楽しみに待ちたいですね。
豊かな水辺の再生
首都高速道路の地下化とともに、日本橋川周辺の5地区が連携し、水辺景観と歩行者ネットワークの整備など、川沿いにおける「親水空間」を中心とした開発も計画されています。
首都高速道路の地下化が実現すると、川幅含め幅約100メートル、長さ約1200メートルに及ぶ広大な親水空間が誕生するため、そこに商業店舗や広場、オフィス、宿泊施設など高度なミクストユースの開発が展開されます。
親水空間にはアートや憩いのスペースも整備し、その空間を活かして、大規模なフェスティバルの開催なども予定されています。
水辺のプロムナードは、東京駅周辺エリアまでつながる見込みです!
また、日本橋船着場をハブにすることで、 羽田、お台場、芝浦、晴海、豊洲、浅草などにもつながります。
観光や生活動線として新たな移動手段となり、日本橋は水陸ともに東京の大動脈を担うのです。
これらの計画の進捗により、日本橋エリアはさらに魅力を高め、多くの人で賑わうことでしょう。