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今後のマンション相場、都心・郊外はどうなる?

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コロナ下のテレワーク浸透で、都心に住む人々の「郊外シフト」が起きた、という情報をよく耳にしませんか?

では、実際に都心と郊外のマンションの相場はどうなっているのでしょうか。
2021年7月25日の日経ヴェリタスの記事には、以下のように掲載されています。

世界の緩和マネーが都心物件に流入
コロナ下のテレワーク浸透で、都心に住む人々の「郊外シフト」が起きた。その一方、世界から集まるマネーは都市の中心へと押し寄せ、都心物件の価格を押し上げている。相場上昇の背景にあるのは、金融緩和が生んだ余剰マネーの流入だ。海外投資家は安定した利回りを稼げ、世界的に見て割安な日本の優良賃貸マンションに資金を振り向けつつある。
(中略)
利便性が悪い郊外の物件は敬遠され価格が下落している。都心と郊外で明暗がはっきり分かれ「K字化」が進行している。

以上、
都心と郊外では二極化が広がっていくと予想があります。
記事内ではさらに、人工知能(AI)による将来価格予想を通じ、K字化するマンション市況の未来を探っています。

世界の緩和マネーが都心物件に流入

上記は、人工知能(AI)が予想した3年後の価格をヒートマップで表現したものです。

各地域とも中心に近いほど物件価格が上昇し、郊外では下落傾向が強まるという「K字」のさらなる拡大が鮮明となりました。マンションは経年劣化するため、通常は3年後の価格はマイナスになります。
それでも都市部では3年後にかけて値上がりが見込まれる物件が少なくありません。

東京・都心5区では、値上がり予想マンションの割合は物件数ベースで18.2%を占めました。
都心に近いほど底堅く、千代田区では35.3%が3年後にかけて値上がりする見込みです。池袋エリアなど再開発が進む地域の人気も高く、個別では2%前後の上昇予想となっている物件も少なくありません。

価格上昇が続く都心に比べ、郊外マンションの不人気は加速しそうです。
東京の23区外では、3年後の価格上昇が見込まれるのはわずか3.7%にとどまりました。5%以上の価格下落が予想される物件の比率は約2割と、「東京郊外・駅遠」が敬遠される傾向は鮮明です。

記事内ではこう締めくくっています。

「マンションの購入者は、このK字化をどう考えるべきか。郊外マンションの価格下落は「駅遠」の物件を中心に続く公算が大きい。ただテレワーク中心や車通勤であれば、アクセス面のデメリットはさほど影響しない。100平方メートル以上の広い物件でも、郊外であれば3%以上の価格下落が見込める物件が多い。住みやすいマンションを求めるのであれば、あえて「K字の下」、郊外の”お値打ち”物件を狙うのも一手だろう。

「資産性」を求めるなら、都心エリア
資産性は考えず、住みやすさだけを考えれば郊外もあり、といえる状況なのでしょう。

引用元:日経ヴェリタス(2021年7月25日)